最近よく耳にする「エシカル消費」という言葉。テレビやSNS、学校の授業などでも取り上げられることが増えていますが、実際にその意味や背景をご存知でしょうか?
この記事では、「エシカル消費とは何か」を分かりやすく解説しながら、私たちの身近な暮らしの中でどのように実践できるのかをご紹介します。子ども服リユースサービス「Chilsche(チルシェ)」も、実はエシカル消費の一例なのです!エシカル消費を一緒に学んでいきましょう!
エシカル消費(ethical consumption)とは、「人や社会、環境に配慮してモノやサービスを選ぶ消費行動」のことです。
"ethical" = 倫理的、道徳的という意味があり、単に安くて便利な商品を選ぶのではなく、「その商品がどのように作られ、誰にどんな影響を与えているか」にも目を向ける消費スタイルです。
たとえば、以下のような選択がエシカル消費にあたります。
・フェアトレードのコーヒーやチョコレートを選ぶ
・再生素材を使用した衣類を購入する
・プラスチック削減のためにマイボトルやエコバッグを使う
・地元の農家の野菜を選ぶことで地域経済を支援する
つまり、エシカル消費とは「未来の地球や人々にやさしい選択をすること」なのです。
エシカル消費が注目される背景には、いくつかの社会的課題があります。
気候変動や海洋プラスチックごみの問題など、地球環境への負荷が限界に達しています。持続可能な社会を目指すうえで、消費者一人ひとりの選択が問われるようになりました。
世界中には、劣悪な環境で働かされている労働者や児童労働の問題があります。私たちが何気なく手に取る商品が、こうした背景と無関係ではない場合もあるのです。
国連が掲げるSDGsの中にも「つくる責任 つかう責任(目標12)」があり、持続可能な消費・生産の重要性が強調されています。
エシカル消費は、最近生まれた言葉のように感じられますが、その思想は20世紀初頭から始まっていたとも言われています。
イギリスやアメリカで、開発途上国の生産者を支援するために「フェアトレード製品」を購入する運動が広がりました。これがエシカル消費の初期形態とされています。
環境保護意識の高まりから、「地球にやさしい商品を選ぼう」というグリーンコンシューマー運動が欧米を中心に拡大しました。これが、環境配慮型の消費行動の基盤となりました。
2000年代以降、「エシカル(倫理的)」という考え方が広く浸透し、環境・人権・地域社会・動物福祉など複数の要素を包括的に考える消費スタイルとして「エシカル消費」が注目されるようになりました。
日本では、2015年に採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を受け、消費者庁が「エシカル消費」の啓発を本格化。学校教育や自治体・企業でも取り組みが広がりを見せています。
エシカル消費をもっと深く学びたい方のために、信頼性のある参考サイトをご紹介します。
消費者庁「エシカル消費」特設サイト
https://www.ethical.caa.go.jp/
▶ 日本のエシカル消費政策や最新の取り組みが掲載されています。
エシカル消費 - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005b/ethical-fukushima.html
▶ エシカル消費について非常にわかりやすく解説されています。
フェアトレード・ジャパン
https://www.fairtrade.net/jp-jp.html
▶ フェアトレードの基礎知識や対象産品、購入できるECサイト情報などが掲載されています。
エシカル消費とは、人や社会、環境にやさしい選択をすること。
決して特別なことではなく、毎日の「選ぶ」という行動の中にあるものです。
子ども服のリユースや、地元産品の購入、再利用可能な容器の使用など、小さな行動が集まれば、大きな変化につながります。まずは、自分にできることから始めてみましょう。
Chilsche(チルシェ)は、子ども服を「渡す・受け取る」ことで、家庭に眠っている衣類を次に必要な人へつなげる、エシカル消費を支援するサービスです。
・無料で子ども服を渡せる
・必要な服を受け取れる
・ゴミを減らし、資源を守れる
子ども服のリユースで、エシカル消費の一歩を一緒に踏み出しましょう!
あなたの「やさしい選択」が、未来の子どもたちと地球を守る力になります。
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